訃報

日本昔ばなし」語り手、常田富士男さん死去81歳
[2018年7月19日11時38分]



                 まんが日本昔ばなしスペシャル「火のくに物語
                  り」のアフレコを行う市原悦子(左)、
                  常田富士男さん(1980年5月5日)



 人気アニメ番組「まんが日本昔ばなし」で市原悦子(82)とのコンビで語り手を務めた俳優常田富士男(ときた・ふじお)さんが18日に脳内出血のため都内の病院で死去していたことが19日、分かった。81歳だった。葬儀・告別式は近親者で行う。喪主は長男青児(せいじ)氏。
 常田さんは熊本県の高校を卒業後、劇団民芸の養成所に入所した。黒沢明監督「赤ひげ」や今村昌平監督「楢山節考」「うなぎ」などの映画に出演した。75年からはTBS系「まんが日本昔ばなし」で、市原と2人で全役の語り手を務めた。「むかーし、むかしのことじゃったぁ」の温かな語り口で親しまれ、94年まで20年も続く長寿番組だった。
 その後も、スタジオジブリのアニメ映画「天空の城ラピュタ」にポムじい役で出演するなど活躍したが、数カ月前に脳出血で倒れ、入院していた。

https://www.nikkansports.com/entertainment/news/201807190000323.html




市原悦子、「日本昔ばなし」の“相棒”常田富士男さん偲ぶ「『入れ歯になるまでやろうね』と話していた」
2018年7月19日17時59分 スポーツ報知





 女優の市原悦子(82)が19日、脳内出血で亡くなった俳優・常田富士男さん(享年81)を悼むコメントを発表した。市原と常田さんは、1975年から94年まで、TBS系アニメ「まんが日本昔ばなし」の語り手としてコンビを組んだ。
 「むかーし、むかしのことじゃった」の温かな語り口で親しまれた常田さん。その人柄について、市原は「見た目は近寄りがたいけれど、かわいい人でしたね。弟のような、夫のような、おじいさんのような、お兄さんのような。甘えるところは、ちょっとはにかんで甘えるし、一生懸命な時はムキになるし。お仕事するのに真剣でね」と振り返った。「そして、『日本昔ばなし』がとっても好きでした。常田さんはことさら『入れ歯になるまでやろうね』と2人で話していた」
 収録前にプロデューサー、演出家と常田さんと4人で40分ほど団欒(だんらん)するのが楽しみだったという。「常田さんは昔話の世界に生きていたような人だった。おうちには猿はいるし、犬はいるし、猫がいるしね。ニワトリはいるし、蛇がいるし、いろんな動物が小高い木の間に生きている」と、知られざる“ライフスタイル”の一端を明かした。
 団欒の中で、常田さんはいくつもの興味深い話を披露したという。「撮影所で乗り物に乗って事故を起こすと、同じ時間に家の庭の木から猿が落ちて死んだ。『僕の身代わりになってくれた』って言ってました。そしてケガをしないで済んだ、と。なんか偶然かもしれないけど、常田さんには何かが取りついたようなおじいいさんでしたね」
 劇中の「歌」に関しては「何度も何度もダメ出しが出れば、繰り返し録音しました。どう歌ったのか、音符になりゃしないような2人のアンサンブル。でたらめの勝手な歌。それが評判になって、作家の先生が『毎回1曲歌を歌え』ってなりました。とってもうれしい思い出です」と懐かしんだ。

https://www.hochi.co.jp/entertainment/20180719-OHT1T50156.html