2年ぶりの全国制覇を目指す静岡学園が大勝発進した。徳島商に5-0。MF小泉龍之介(3年)の先制点を皮切りに、ゴールラッシュとなった。来季J3北九州に加入するDF伊東進之輔(3年)がセットプレーから追加点を奪うと、来季J1磐田入り内定のMF古川陽介(3年)も個人技で1得点。全国優勝した2年前と同様に初戦から自慢の攻撃力を見せつけた。

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 開始早々から全開だった。静岡学園は前半3分、左CKからの折り返しをMF小泉が頭で先制した。「いい時間に取れたと思う」。前半は1点止まりだったが、後半からギアを入れた。

 同7分、左CKから伊東がヘディングで追加点。同9分にはMF高橋隆大(2年)が右足でネットを揺らした。先発で唯一の2年生は「初戦の勝ち方が大事だという話をみんなでしていた」。その後も攻撃の手を緩めず、同11分に古川が追加点。17分にMF荒井駿希(3年)が左足で決めて大勝劇を締めくくった。

 川口修監督(48)も試合後は満足げだった。「1-0と5-0では次への影響が違う。攻め続けるのが我々のスタイル」。後半途中からは来季のJ1清水入りが内定しているMF川谷凪(なぎ、3年)を投入。追加点は奪えなかったものの、「攻め抜く姿勢をやめない」という指揮官からのメッセージだった。

 全国優勝した2年前の初戦は6-0で圧勝。勢いをつけて頂点まで駆け上がった。古川は「一昨年のチームと比べられる。その記憶を塗り替えて優勝したい」。目指すのは2年前の再現ではなく、それを上回ること。静学が最高のスタートで「Vロード」を歩み出した。【神谷亮磨】